心理セラピストはどういうことをするのか?というと、お話しをきくだけでは終わりません。

悩みや問題を解決するためにさまざまな心理療法心理技術を駆使して、気づきを得たり、癒されたり、心が元気になって生きる気力が増したりすることを目的として行います。

特に心理セラピーでは、気づきを促すことも重要視しますが、悩みの解決に向けてさらに深く一歩踏み込んでいく、といったイメージでしょうか。

まずは自分の悩みを聞いてもらうこと、それから、自分がどうなりたいか?を明確にしてから、心理セラピーで自分の心の深層心理に触れていくというのが、ベストな流れだと思います。初回のセッションはまずじっくり話しを聞くカウンセリングからスタートして、心理セラピーに入っていく、という流れです。

またセラピーとは英語で治療ということばを指しています。海外では治療の一環として、心理療法(心理セラピー)を取り入れられていますが、日本では心理セラピーは医療行為ではありません。なので、私たちは治療という言葉を使わずに、セラピーを通じて自己を回復する、本来の自分を取り戻す、という表現をしています。それは本人の中に無いものを創り出すというのではなく、本人が本来持っている自分自身の価値や能力や可能性に気づいて人生を見つめ直し、軌道修正していくことをサポートしていくという意味が含まれているのです。